【英単語の本質的な意味(コア)を理解して表現力を身につける】
ビジュアルで直感的に英単語の意味が理解できる一冊。be, have, doなどの基本動詞から前置詞までを使いこなし、英語の「書く」力を伸ばそう!
こんな中学生にオススメ
- 英語の総合力を伸ばしたい
- 正しい「前置詞」の選び方が分からない
- watch と see など、似た意味の英単語の使い分けが微妙
「イメージでわかる」のタイトル通りかわいいイラストが多くて、分かりやすく読みやすいです。
目次を見て知りたい単語のページに飛び、辞書のように使うことができます。中学~高校までお役立ち!
この記事では、大きなネタバレなしで本の魅力を紹介していきます。
本の魅力3選
適語補充問題に強くなる
「太陽は東から昇り西に沈む」を英語で表現する時、( )に何が入るでしょうか?
The sun ( )( ) in the east and ( )( ) in the west.
昇るは「up」で沈むは「down」、というのは予想がつきます。
使う動詞がポイントです。ここで英単語の本質的な意味(コア)に注目します。
「太陽が昇る」は「視点のあるところ(私たちのいる空間)に近づく」ので come, 「沈む」は,「視点のあるところから離れる」ことになるので go を使うのです。
イメージでわかる表現英単語
「go」は行く、「come」は来るではなく、「視点」に対して近づいてきているのか離れているのかということが本質です。
答えはこちらです。
The sun ( comes )( up ) in the east and ( goes )( down ) in the west.
英単語のコアを学べば、適語補充問題をなんとなくではなく意味を理解した上で解答することができます。
前置詞を基礎から学び、正しく使う
日本人の苦手が多い「前置詞」。私がこの本をオススメする最大の理由が「前置詞」のページの豊富さです。
174ページから270ページまで、約100ページにわたり「前置詞」の話です。(すべてのページが読めなくても、前置詞のコアをイラストでまとめたページを眺めるだけでも効果あり)
I bought a present ( to / for ) him.
I gave a present ( to / for ) him.
正しい前置詞を選ぶ問題で迷うことはないでしょうか?
ここでも、英単語の本質的な意味(コア)が鍵です。
「対象を指さしているだけで相手に届いていない」のであれば for, 「対象に向き合い,相手に届く」のであれば to と考えればいいですね。
イメージでわかる表現英単語
誰かをイメージして(心の中で対象を指さして)プレゼントを買っても、相手にはまだ届いていないので for、プレゼントを渡す時には目の前に相手がいて、向き合っている状態なので to を選びましょう。
答えはこちらです。
I bought a present ( for ) him.
I gave a present ( to ) him.
似ている動詞の使い分けで、状況の違いを表す
日本語で,「みる」といえば,テレビをみる,右をみる,映画をみる…のように「みる」という1つの動詞で表します。ところが,英語では「みる」という動詞にあたるものの代表に see, look, watch があります。
イメージでわかる表現英単語
「見る」「観る」と漢字を変えて状況の違いを表現するのと同じように、英単語の使い分けを考えます。
see は「目に入ってくる」、look は「視線を向ける」、watch は「動きや変化を見守る」
この本質的な意味(コア)を知っていると、映画館ではスクリーンの映像が自然と目に入ってくるので see, 家でスポーツ観戦する時には動きや変化を見守る watch という使い分けがしっくりくるのではないでしょうか。(家のテレビで映画を見る場合は自分の意識で画面を見るので watch が好まれます)
She looks like happy.
「彼女が幸せそうに見える」時に look を使うのも「視線を向けた結果、彼女が幸せそうにみえた」と考えると納得です!
書籍情報
書籍名:イメージでわかる表現英単語
著者:田中 茂範(監・著) / 中村 俊佑(著) / 関谷 由香理(絵)
出版社:学研プラス
発売日:2019/05/28
頁数:366ページ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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